2020-07-10 Fri
お金がなかったら、それだけお金を使わない生活をすればいい。働きたくなかったら、そのぶん自分で食べ物を作ればいい。
それから手にした時間で、あと好きなことをやればいい。
そして手にした時間は自由に使い、時に何もしない事に罪悪感を持たないことだ。
暇を合理的に埋められる人より、暇を暇だと笑ってごろごろできる人のほうが本物な気がする。
こういう感覚と漠然とした思いは、割と小さい自分からあったように思う。
いろいろなことがあって、そういう生活への憧憬はいつか幻のように霞んでしまっていたけれど。
引越してからまた野菜を始めた。
自然栽培というにはまだ大層な知恵と悟りは開いていないけれど、肥料もなくただ土に種を蒔いてみれば、花が咲き、実が生ってくれるという驚きと感謝。
見知らぬ世界の裏に膨大なエネルギーを使って行くのもいいけれど。
半径50mの内の未だ見ぬ宇宙に出会うのもいい。
新しい生活様式というのは、可能な限り余分なエネルギーに加担・依存せず、浪費を押さえ、自分の生活を各々で完結できるオールマイティな生活力を身につけることから始まるのではないかと改めて感じる今日頃ごろ。


