2019-08-31 Sat
目的地を持つ事で、そこに到達するための道がうまれる。それは見知らぬ誰かが丁寧に敷いてくれるのかもしれないし、自分の手で、爪に砂利を食い込ませながら切り開いていくのかもしれない。
道は目的地の分だけ存在し、その上で感じる喜怒哀楽の分だけうねっていく。
現在地と目的地を結ぶのが道の役割だ。
いくつも伸びる道を同時に進んでいくこともある。
山に向かう道は、これから雨になりそうだから、登山口の手前でキャンプして明日に備える。
海へ向かう道は、なだらかな曲線を描く通りをゆっくり降ればいい。
街へ向かう道は、いつだって渋滞しているけれど、久しく聴いていないCDを沢山持ってきたから当分飽きる事はない。
それぞれの道をそれぞれの自分がペースを保ちながら進んでいく。
どれか一つ、思うような目的地に到達できればラッキーなんじゃないかな。
