2019-01-05 Sat
年末年始にかけて、上下左右の親不知を4本抜いた。歯を抜くのは小学生以来である。
前日などは妙にそわそわし、いざ当日の数時間前ともなれば何やらそれなりの「覚悟」を決めようぞ、という心持ちだ。
抜歯中は麻酔を打たれているので痛いという感覚はないのだけれど、色んな道具で口の中をこねくり回されているのがわかる。
ミシッという音が骨を伝って脳天まで届けば、ああ今抜けたんだな。
親不知の語源は、子供時代を過ぎて親が子育てに手を掛けなくなった青年期にさしかかる頃に生えてくるので、親もわからないうちに生えてくる「おやしらず」らしい。
親の知らない痛みをたくさん抱えながら、青年は大人になっていくのだろう。
今年も宜しくお願い致します。
