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■プロフィール

MAMEFUTATSU

Author:MAMEFUTATSU
TORU(Vocal/Acoustic Guitar)とARISA(Piano,Keyboard/Chorus)による音楽グループ。

2015年7月、結成。
2016年9月、初音源集「SOUNDSCAPE」を発表。
2019年2月、2st「I Will Never Die」を発表。
2022年11月 3rd「Country driver」を発表。
全作品はitunes等各配信サイトより配信中。

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それぞれの深夜特急

沢木耕太郎さんの「旅のつばくろ」という旅のエッセイを読んで、また何処かへ行きたくなっている。

沢木さんを知ったのは、高校一年生の時だった。

何気なく本屋で手に取った「深夜特急」。

全てを放擲して、一年かけて香港からロンドンを終着地と定め旅に出た著者の自伝的紀行小説だ。

中々の長編小説だったが、一気に読み終えてしまった記憶がある。

随分と憧れを抱きながらも、彼のような数か国を跨ぐ長期間の放浪は出来ずに今に至っている。

旅というのは、出かける目的地や手段、季節など条件は同じであっても、旅人の年齢によって全く違うものになるのではないかと思う。

それは旅人の人生経験による感性の発動の違いでもあるかも知れない。

旅で起きる様々な事柄に対して、未経験な若者であれば新鮮さと共に様々な感情が駆け巡るだろう。

逆に年配者であれば、いつかの記憶を呼び起こして、起きた出来事と重ね合わせて帰らない日々に想いを馳せてみたりもするだろう。

だからそれぞれの世代でしか出来ない旅というのが確実にあって、それを解っていたからこそ、沢木さんは今ある仕事やら人間関係やらを放り投げて20代でしか出来ない旅に出たのだ、きっと。

ある年齢でしか成立し得なかった、しかしついに実現しなかった旅。

それを乗り遅れた旅と言い換える事も出来る。

だかそれも悪くはない、と最近は思うようになった。

乗り遅れた列車を追い掛ける旅というのは、やっぱり一度、乗り遅れなければ出来ないものだから。

そして出発のターミナルはいつでも僕達を待っている。



未分類 | 19:48:29 | コメント(0)
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