2021-03-05 Fri
近頃は、なるべくシンセサイザーの入っていない音楽を選らんで聴いている。シンセサイザーが嫌いなわけではもちろんないけれど。
やっぱり懐古主義的な人間なのだなと我ながら思う。
新しいものをつくるのには、先人に習え。
というが、新しいものってあるのだろうか?
音楽でも、小説でも、演劇でも、建築でも、料理でも。
それらを構成する要素や道具や素材は同じで、ただそれらを組み合わせるパターンが違う。
そう言うものを今では、新しいというのだろう。
べつにニヒリズムでも耽美主義でもない。
きっと、そういうものなのだという思いがある。
オリジナリティー。
アイデンティティー。
誰かが話していた言葉を借りてきて、つなぎ合わせて、これは「自分の言葉」であるという。
遺伝子コード。
塩基配列。
アデニン (A) 、グアニン (G) 、チミン (T) 、シトシン (C) 。
これらの組み合わせが違うから、違うように見えている。
でも、元はみな同じ。
それって素敵。
【購入履歴2021/03/05】
CABARET / ELLA FITZGERALD WITH TOMMY FALANAGAN TRIO
CHIKEN SKIN MUSIC / RY COODER
THE GAUGUIN YEARS SONG AND DANCE OF TAHITI / FRANCIS MAZIERE
ELI AND THE THIRTEENTH CONFESSION / LAURA NYRO
JAZZ GUITAR / JIM HALL
MILTONS / MILTON NASCIMENTO
