2020-11-15 Sun
神秘学者のルドルフ・シュタイナーは言っていた。この世界には、アカシャ年代記というものがあり、今まで起きたすべての出来事が保存されている形而上的領域がある。
あらゆる人々が思った一瞬間の想念さえも。
狩で獲物を捉えた文明を持たない者の歓喜とか、没落していく貴族達の確執と哀しみとか、海の上を漂流して6ヶ月を過ぎた船の孤独とか、小さい街で起きたありふれた、それでいて奇跡的な恋の成就とか。
全ての事柄が記憶として残っていて、思い出したり知りたいことがあれば、引出すことができる。
人は、元々一つの生命から生まれた。
まずアダムがいて、イブがやってきた。
2人からカインとアベルが生まれてetc...。
数えきれない年月の間に、色んな人達が愛し合ったり傷つけ合ったり。
それでもやっぱり愛が少し勝って、だんだん人が増えてきて。
僕たちが居る。
それは突拍子もないことのようで、至って現実的ではないか。
そういう経緯があるのなら、今、同じ時代を生きる人達は、同じ血を引いているのだから、おんなじ記憶のかけらを持っていてもおかしくないんじゃないかな。
そう思えてくる。
アカシックレコードは目には見えないけれど、インターネットというのは、可視的・擬似的アカシックレコードみたいだ。
それならついでに、なるべくなら気持ち良い言葉を残したい。
だけれども、努力はしているけれど、つい批判・懐疑・悲観を残してしまう。
それでも今日みたいな穏やかな夜には、愛を持ってアカシックにレコード。
「自分と他人が、他人と自分に優しくなれますように。」
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