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■プロフィール

MAMEFUTATSU

Author:MAMEFUTATSU
TORU(Vocal/Acoustic Guitar)とARISA(Piano,Keyboard/Chorus)による音楽グループ。

2015年7月、結成。
2016年9月、初音源集「SOUNDSCAPE」を発表。
2019年2月、2st「I Will Never Die」を発表。
2022年11月 3rd「Country driver」を発表。
全作品はitunes等各配信サイトより配信中。

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シャンバラ紀行文(四日目)
朝、眩しい陽の光で目が覚める。
昨晩は、思いの外寒くなく快適に眠れた。
テントの下にチェンダオの街で買ってきたゴザを敷いたのも良かった。

橋を渡って水道へ行き顔を洗う。
今日も良い天気になりそうだな~と思いつつ敷地内をフラフラしていると、手を振って女性が駆け寄ってきた。
「来ちゃった!」と80年代メロドラマ風な発言で登場したのは、何とチェンマイ空港で出会った日本人女史である。
シャンバラまつりで演奏するという事を話していたので、来てくれたのだ!!
中流階級出身(本人自称)の女史御一人でよくぞ、この山奥までお越しになられた。
とてもうれしい。

その後、まだ愚生たちの演奏までには時間があったので土管温泉に案内した。
午前中だったので比較的空いており、暖かい土管を選び放題だ。
※土管の湯加減の仕組みについては前章を参照されたい
まったりと足湯で悦に浸る。
なんだか辺境の地で日本人三人で足湯につかっていると、縁というのは面白いなと感じてくる。
旅に出て一番得られるものは、やっぱり人との出会いなのだろう。

さて、ぼちぼち演奏の時間も迫ってきたので、会場に戻り準備。
テントの外で軽く音合わせしてから楽器を持って出かけた。
ステージへ向かう途中、円になって寝転んでいる白人の集団を発見。
近づいていくとみんな笑っている。
笑いヨガだ。
高らかに気持ちよさそうに笑う者もいれば、引きつりながら己を鼓舞するかのように笑う者もいる。
そうか、やっぱり黄色人種であろうが、白色人種であろうが、引きつり笑いとはみな同じような調子なのだな。
人間だもの。
愚生は引きつり笑う白人を生まれて初めて見たことの余韻に浸りながら、夢うつつでステージへ向かった。
そして10分前にはセッティングを終了し、いざ演奏。

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「突如現れる笑うゲリラ集団、というのがあってもいい」

ステージからはチェンダオ山と広い空が視界に入る。
昼下がりの穏やかな空気の中で、祈りを込めた演奏は終了した。
聴いてくれた人達、スタッフの方々、どうもありがとう。

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「ウィーアーマメフタツフロムジャッパン」

楽器を撤収し、レディーとソムタム(パパイヤのピリ辛サラダ)&チェンマイ珈琲で女史と再会を祝う。

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「おいしいコーヒーの入れ方は日本人のアキコさんに習ったとのこと、生憎愚生はアキコさんと面識がない」

チェンマイでの暮らし、日本での暮らし、今まで旅した国の話などを女史から聞く。
人の数だけそれぞれの生き方があるんだなと思う。
自分が自分に求める生き方、将来の地球や自然環境に求められる生き方を得られるように、物事を選択していくのがこれからの我が課題だ。
明日、チェンマイに帰ってからおすすめのバーで乾杯することを約束し、サヨナラをした。

夕方、土管温泉の隣にある貸切露天風呂がある有料温泉へ行くが、満員とのことで本日も土管へ浸かる。
行くのが少し遅かったせいで少し寒い。
また暖かい湯の土管をget出来なかったこともあり、湯から上がるとかなり寒くなってきた。
その上、水着のままで来たので、このままビショビショで帰るのはまじできつい!!
と思ったので、帰りに再度、貸切風呂の空きを訪ねると入れてくれた!
求めよ!さらば与えられん!!
頭をしっかり洗えて、すっきり。
体もポカポカだ。
となりの川では牛も水浴びをして、すっきりしている。
よかったね、わたしと牛。

IMG_1911.jpg
「奇跡の泉」

ありがたき心をもってまつり会場へ戻り、ベジパッタイやカレーなどを食らいながら音楽を楽しむ。
ディジュリドゥとハンドパンのユニットや、スラップギターとカホンのコラボなどなど多国籍で多彩な音色のステージだ。

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「ファイヤーダンスのすてきなおねえさん」

空には本当にたくさんの星が見える。
オリオン座の周りにこれだけの星があったのかと感動した。

そんなこんなで本日も平和な夜が更けていくのであった。

テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽

旅なんです | 19:23:33 | コメント(0)