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■プロフィール

Author:MAMEFUTATSU
2015年結成。

田中亨(Vocal/Acoustic Guitar)とARISA(Piano,Keyboard/Chorus)による音楽グループ。

2015年7月、結成。
2016年9月10日、初音源集「SOUNDSCAPE」を発売。
2019年1月末、New Album「I Will Never Die」を発売予定。

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旅の帰着点
人が旅に出たくなるのは何故だろう。

例えば、日常のしがらみから抜け出して解放感を手に入れたい。
実際には、そこから完全に逃げ切る事は出来ないけれど、たとえ一瞬の間でもあらゆる物事に縛られない「自由である私」というものを感じてみたい。
そんな想いが人を旅に駆り立てるという動機の一つではないか。
あらゆる旅から帰途に着く時、多少なりとも切なさが募るのは避けがたい。
旅が始まった瞬間から先延ばしにしてきた通過儀礼のような。
それは「自由である私」から「自由ではない私」への帰還である。
そんな白々しい事は誰だって分かった上で、旅に出るのだ。

そもそも日常生活において基本となる「自由ではない私」とはいったい何者なのか。
シンプルに考えてみる。
自由ではない、というのは自分の本意とする行動が制限されている、言動が抑制されている、時間的に拘束されている或いは自らこれらを課している事等々が挙げられる。
こういった自らも含めた私に対する抵抗力を形成するものは何だろうか。
義務的な仕事だろうか。
家族や友達、恋人、属している団体やサークルや小規模なグループにおける煩わしい人間関係だろうか。
それらにまつわる金銭的な問題であったりもするだろうか。
旅によって、日常生活のエリアと遠く離れた場所に身を置き、実際的な「距離」を設ける事で、様々な抵抗力から擬似的に抜け出したように自分で自分に一種のマインドコントロールをかける。
悪い事でなはい。
それは気の触れたような現代社会において、休息として必要であり、旅で得られる新しい人々との交流や初めて触れる見聞、また自分の心に内在していた自分自身が気付かなかったり忘れていた想いに気づく事も出来るかもしれない。
それらによって日常生活に戻った時に新しい物の見方も出来るかもしれない。
但し根本的なところの「自由である私」を獲得できるかどうかは別だ。

それでも旅の帰着点には、チャンスがある。
反りの合わない知人との付き合い、属する組織内での束縛、経済システム、社会制度や法律に縛られている限り自由などあり得ない、これらから離反・独立し、何者にも依存しない生活環境を構築する事が自由への第一歩である。
という事が「自由である私」を獲得するための必須条件ではない事に気付くチャンスがある。
「自由である私」の獲得に最も必要なものは、自分を取り巻く外的な要因とされる事柄を除いた、自分の心にある。
当たり前すぎて反吐がでるような陳腐な答えだが、真っ当なことは往々にして嘯いて聞こえるものだ。
つまり私がどこまで自由である私を日常生活において認識できるか。
95%の嘘は嘘のままだけれど、100%の嘘は真実だ。
自分が背負う生活環境を外的要因を含めた総体的な状況としてだけで見ると、お金もない、休みもない、行きたいところもいけない、言いたいことも言えない、極めて悲観的な境遇に映るかもしれない。
しかし、刹那的な行動や言動にフォーカスしていくと極めて自由度が高いと言える。
デスクの前に、厨房の前に、交差点に、教室に、来る日も来る日も立ち続けなければならない境遇は不自由だ。
しかし、左目にも右目にも映す景色は自由だし、両手を時折組んでみることもほとんどの人にとっては自由だ。
瞬きは自由だし、聞こえてくるどの音に集中するかも自由だ。
何より思考は自由だ。
何を考えたってよい。
逆に言えば刹那的な自由な発想の意識的パーツの貼り合わせが日常を形作っており、それらは外的要因に侵食される恐れは少ない。
外的要因がフォーカスした刹那的行為にまで及んできたら、俯瞰的に、合理的に物事を考えようとする事を一度放棄してみるのもいいかもしれない。
だって疲れてしまうから。

自由であるはずの行為にどれだけ私が自由を与えられるか。
それが旅の終わりがくれるチャンス。
そんなチャンスが欲しいから、人は旅に出るのではないか。

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テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽

旅なんです | 14:01:13 | コメント(0)
春の旅
岬の町。

海と陸地の境界線で生きる人たち。

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現実と虚構のあいだ。

この世とあの世のあいだ。

じぶんとだれかのあいだ。

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波に揺られて行ったり来たりしながら、春の日差しに倣って慎ましさを手に入れたい。






旅なんです | 19:48:17 | コメント(0)
シャンバラ紀行文(最終日)
今日の帰りの飛行機は午前9時すぎ出発である。
朝早く起きて、着替えたらすぐにチェックアウトだ。
受付には誰もおらず、鍵をBOXに入れて、玄関を出る。
どうもありがとう。

広い通りへ出て、ソンテオを捕まえる。
運転手と値段交渉の時になって、残りのタイバーツがほとんどの残っていないことに気がついた。
空港までの相場の値段の半分くらいしかない!
でも両替屋が開くのを待っている時間もない!!
迷っていると事情を察したのか、「OK!乗れ乗れっ。」という感じで荷台を指差す。
サンキュー!ミスターチェンマイ!!
最後の最後に、自らの失態でチェンマイの人の優しさに触れた。
借りはいつかお返しします。
また来るよう。

おかげさまで搭乗時間に無事間に合い、出発することができた。
よかった、よかった。
飛行機では、偶然にもシャンバラに参加したアイルランド出身の詩人&タロット占い師の女性と隣になった。
クアラルンプールまでの数時間、おしゃべりが好きな人懐っこい女性にずっとタロット占いをしてもらった。
次はアイルランドに行きたいな〜、と漠然と考えていたので、不思議な縁を感じた。
MAMEFUTATSUの音源と彼女の詩集も交換した。
帰ってから、辞書を引きながら楽しもう。
占いを通して、「幸せを与えて行くアートをクリエイトしていって!」と言われ、日本に帰ってから、さらに精進してこうと思った。

今回の旅でも、楽しい出会いが生まれた。
これを我が人生の財産として、大切にして行きたい。

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「チェンマイの花と空」


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旅なんです | 12:00:43 | コメント(0)
シャンバラ紀行文(五日目)
また朝がやって来た。

快適なテント泊であった、それも今日まで。
明日の朝の便でジャパーンに帰るため、今日の午後にチェンマイに戻らなければならない。
本当に、あっという間だ。
今度はもっとゆっくりしたいなと思う。
すばらしき場所であった。
さてと、
感傷に浸ることもそこそこにして、ラストブレックファーストを体内摂取するため、アラウンドを彷徨う。
広場の奥にフランス人がやっているサンドイッチやさんを発見。
チェンダオ山を眺めながら、おいしいパンを食べる。
隣では、ロングヘアの白人がボブディランのdon't think twice it's all rightを歌っている。
いい朝だぬ〜。
そうだ、チェンダオ市街の市場で買ったマンゴーが残っているのを思い出した。
ナイフがなかったので素手で剥いてたべる。
タイでは一日一マンゴーが基本である。(前章女史曰く)

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「パンとコーヒー、まつり会場のたべものはとてもおいしい」

マンゴーを貪り食らったのち、テントに戻り荷をまとめ、受付へ向かう。
バックを担いで歩いていると、みんなが微笑んで、good byeをいってくれる。
これで今生さようなら、かも、でも地球のどこかでまた会えるかもね。
そんなセンチメンタルなメッセージが含まれている気がした。
何だか卒業式の花道を思い出した。

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「テントが近くだったナイスカップルの女性が撮影してくれたすてきなシャンバラのハイライト」

受付で毛布などを返却し、スタッフの人たちにサヨナラを言い、新たな参加者を乗ってやって到着したソンテオを捕まえて、会場を後にする。
he po pa 、どうもありがとう。
また会う日まで。

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「サヨナラダケガジンセイダ」

ソンテオは20分ほどでバスターミナルに着き、そこから大型バスで1時間半揺られてチェンマイに戻る。
行きの車中では、トウモロコシの熱&虎の恐怖&ギータの不安で参っていたが、帰りは特段トラブルもなく快適であった。
前の席に座っていた民族衣装のおばちゃんが終始スマホで、何者かと密に連絡を取り合っていたのが印象深い。

バスは予定通りカリフォルニアダンディと会ったチェンマイ市街北部のバスターミナルに到着し、ソンテオと徒歩でゲストハウス に向かう。

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「文明社会へ帰って来た」

チェックイン前の時間だったが、疲れていたので余分に料金を支払い、早めにチェックインてもらうことにした。
中庭が広めで居心地が良さそうだ。
部屋もこぎれいで風通しもいい。

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「ゲストハウスにたどりつきうれしそうな表情を隠しきれないタイを旅行中の女性(西東京在住):2018年撮影」

少し休んだ後に、夕飯を近くで食べる。
人間はいつも食べるところを探してうきうきしたりいらいらしたりしている。

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「ヘブン」

そして昨日のまつり会場で日本人女史と約束したバーに向かう。

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「向かう途中で見つけたコインランドリーの広告 セクシーな女性が洗濯してくれるかどうかは時間の都合で未調査だ」

夕方の渋滞中の橋を渡っていると、後ろから女史がママチャリでやって来た。
なんだか生活感丸出しで最高だ。
バーはこの橋が架かる川沿いにあるらしい。
女史曰く、薄っ汚い何でもない川だけど夜なら薄っ汚いのも見えないからまあまあイケるよ、とのこと。
夕日も沈みかけており、僕らが飲み始める頃には、丁度よくまあまあイケるゴールデンタイムの時間帯だ。

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「まあまあイケる川」

ほどなく到着し、店内に入る。
18時ごろだったと思うけれど、たくさんの人で賑わっている。
タイ人もお酒すきなのだな。
川に近いテラス席を見つけて、そこで乾杯。
チェンマイの生活、日本の生活、今までの旅、これからのことなど色々話をした。
海外でロングステイしている女史と話をする中で、生活の拠点をいくつかに分けるというのも面白いなと思った。
もちろん自分は日本国籍である限り、否応なく日本が第一拠点なのだけれど、各国の各ビザを調べて自分が適用される制限の中で、一年の生き方を探って行くのも楽しそうだ。
女史もあと一ヶ月後にジャパーンへ帰国とのことだが、冷蔵庫には未だ豊富に麦酒が残っており、果たして一人で消費しきれるかどうか非常に憂慮されている。
愚生らは女史の麦酒sの完飲とエキゾチックジャパーンでの再会を切に祈りながら、さようならをした。
コップンカー。

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「酔って撮った川と川沿いのバーやレストラン 手ブレはすべて森山大道風ということで誤魔化す」

橋を渡り、タイマッサーを受け、ゲストハウスに帰る。
明日帰ります。
あしたのうちにかえれるのは、とてもはやいこうせいのうのひこうきのおかげです。
ぐー。

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旅なんです | 19:09:53 | コメント(0)
シャンバラ紀行文(四日目)
朝、眩しい陽の光で目が覚める。
昨晩は、思いの外寒くなく快適に眠れた。
テントの下にチェンダオの街で買ってきたゴザを敷いたのも良かった。

橋を渡って水道へ行き顔を洗う。
今日も良い天気になりそうだな~と思いつつ敷地内をフラフラしていると、手を振って女性が駆け寄ってきた。
「来ちゃった!」と80年代メロドラマ風な発言で登場したのは、何とチェンマイ空港で出会った日本人女史である。
シャンバラまつりで演奏するという事を話していたので、来てくれたのだ!!
中流階級出身(本人自称)の女史御一人でよくぞ、この山奥までお越しになられた。
とてもうれしい。

その後、まだ愚生たちの演奏までには時間があったので土管温泉に案内した。
午前中だったので比較的空いており、暖かい土管を選び放題だ。
※土管の湯加減の仕組みについては前章を参照されたい
まったりと足湯で悦に浸る。
なんだか辺境の地で日本人三人で足湯につかっていると、縁というのは面白いなと感じてくる。
旅に出て一番得られるものは、やっぱり人との出会いなのだろう。

さて、ぼちぼち演奏の時間も迫ってきたので、会場に戻り準備。
テントの外で軽く音合わせしてから楽器を持って出かけた。
ステージへ向かう途中、円になって寝転んでいる白人の集団を発見。
近づいていくとみんな笑っている。
笑いヨガだ。
高らかに気持ちよさそうに笑う者もいれば、引きつりながら己を鼓舞するかのように笑う者もいる。
そうか、やっぱり黄色人種であろうが、白色人種であろうが、引きつり笑いとはみな同じような調子なのだな。
人間だもの。
愚生は引きつり笑う白人を生まれて初めて見たことの余韻に浸りながら、夢うつつでステージへ向かった。
そして10分前にはセッティングを終了し、いざ演奏。

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「突如現れる笑うゲリラ集団、というのがあってもいい」

ステージからはチェンダオ山と広い空が視界に入る。
昼下がりの穏やかな空気の中で、祈りを込めた演奏は終了した。
聴いてくれた人達、スタッフの方々、どうもありがとう。

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「ウィーアーマメフタツフロムジャッパン」

楽器を撤収し、レディーとソムタム(パパイヤのピリ辛サラダ)&チェンマイ珈琲で女史と再会を祝う。

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「おいしいコーヒーの入れ方は日本人のアキコさんに習ったとのこと、生憎愚生はアキコさんと面識がない」

チェンマイでの暮らし、日本での暮らし、今まで旅した国の話などを女史から聞く。
人の数だけそれぞれの生き方があるんだなと思う。
自分が自分に求める生き方、将来の地球や自然環境に求められる生き方を得られるように、物事を選択していくのがこれからの我が課題だ。
明日、チェンマイに帰ってからおすすめのバーで乾杯することを約束し、サヨナラをした。

夕方、土管温泉の隣にある貸切露天風呂がある有料温泉へ行くが、満員とのことで本日も土管へ浸かる。
行くのが少し遅かったせいで少し寒い。
また暖かい湯の土管をget出来なかったこともあり、湯から上がるとかなり寒くなってきた。
その上、水着のままで来たので、このままビショビショで帰るのはまじできつい!!
と思ったので、帰りに再度、貸切風呂の空きを訪ねると入れてくれた!
求めよ!さらば与えられん!!
頭をしっかり洗えて、すっきり。
体もポカポカだ。
となりの川では牛も水浴びをして、すっきりしている。
よかったね、わたしと牛。

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「奇跡の泉」

ありがたき心をもってまつり会場へ戻り、ベジパッタイやカレーなどを食らいながら音楽を楽しむ。
ディジュリドゥとハンドパンのユニットや、スラップギターとカホンのコラボなどなど多国籍で多彩な音色のステージだ。

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「ファイヤーダンスのすてきなおねえさん」

空には本当にたくさんの星が見える。
オリオン座の周りにこれだけの星があったのかと感動した。

そんなこんなで本日も平和な夜が更けていくのであった。

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旅なんです | 19:23:33 | コメント(0)
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